-ちょういきん-

弔慰金とは死者を弔い、遺族を慰める気持ちを示すために贈る金銭の事です。

香典と一緒に考えている方は現在では多いですが、この二つの違いは香典はお香料に代わるもので、葬儀の際に渡すのに対し、弔慰金は後日で会っても差支えがない点が違いです。
弔慰金は古来葬式などの儀式で自家伝来のお香を持ち寄り、死者に手向けていた事より、この言葉が発祥されました。
つまり弔慰金は霊に手向けるお香や花に代わるお金という意味が込められており、金額は生前の付き合いと地域の風習に合わせる形が一般的です。

また、お札に関しては新札を用意すると死ぬ以前から準備していたと思われる事もあるため、基本的には使い古した札や、半分に折って入れるなどの考慮が必要となります。
その際の表書きについては、薄墨で書くのが本来の風習で「涙に墨も薄くなる」という意味合いが込められています。