令和5年に“改正空家等特別措置法”が施行されました。
目的としては、増え続ける空き家への対処や改善強化を図るためですが、依然として増え続けているのが現状です。そんな中、千葉県鎌ケ谷市は全国で初めて改正空き家法に盛り込まれた「空き家等活用促進区域」を指定し、新鎌ヶ谷駅周辺などの中心市街地を対象として、同法を活用しながら空き家対策を積極的に進め、地域活性化に努めています。
中心市街地や住宅団地など、地域の拠点的なエリアに空き家が増えてしまうと、地域の本来的機能を低下させるおそれがあるため「空き家等活用促進区域」に指定することで、諸条件で再利用が難しい住宅の建て替えや改築が容易になったり、住宅を店舗など他の用途に転用したりしやすくなるといった利点があります。また、相続人がいない空き家は「相続財産清算人制度」などを活用することで処分を進める方法もありますが、実際に活用に至るまでの条件が厳しい側面もあり、二の足を踏む方もいるのではないでしょうか。
いずれにしても、家は人が住まわなければどんどん老朽化が進み、様々なリスクを伴う恐れがあります。
空き家でお悩みの方は当センターへぜひご相談ください。
参考資料:日経新聞“千葉・鎌ケ谷市にみる、空き家問題は早期対策がカギ”
国交省HP“空家等活用促進区域の対象・ガイドラインの概要”